寅年に虎の映画を観ようと取っておいた一本。
公開前、劇場の予告でよく見かけたので印象には深く残っていた。
どんな状況か気になってはいたんだけど・・・。
冗長な前振りから始まり、インドで生まれ育った少年が、親のビジネスの絡みでカナダへ移住することになる。
親が経営していた動物園の動物たちと共に船で・・・。
そこで海難事故に遭い、救命ボートに少年と虎という感じ。
・・・
それを取材に来た作家に、経験談として語る構図の作品。
リアリティの欠片もない、ファンタジーな話に辟易。
サバイバルにしても何にしても、いろいろおかしな所ばかり目に付き・・・酷いなと思っていたところで、最後のシーンに辿り着くわけだが・・・。
や。そっちも酷いやと。
ただでさえ過酷な海難事故でのサバイバルで、ひとりで生き抜くことも厳しいのに「虎」といういつ野性に還ってもおかしくないペットと共に生き抜く、サバイバルの知恵が冴え渡る作品をイメージしていたこともあり、かなりガッカリした。
ネットで調べた範囲では、バナナは浮くらしい。