鎌谷ミキ

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日の鎌谷ミキのレビュー・感想・評価

4.0
【私たちが信じるものは"どっち"か】

[あらすじ]ネット版
インドで動物園を営む一家に育った16才の少年・パイ。やがて彼の一家はカナダに移住するため、両親や動物たちと一緒に貨物船に乗り込む。しかし、太平洋を航行していた途中で嵐に遭遇し、船は沈没してしまう。パイはひとり救命ボートに逃れて一命を取り留めるが、そこにはベンガルトラもいた。

[レビュー]
ちぃさん💕との同時鑑賞🥳
滅多に観ないハリウッド系をとリクエストしました。私からは選ばない作品をありがとうございます👍✨

最後まで観て「壮絶な話やったなぁ…」だったけど、けど!なんと、なあなあで流して聞いていた"一つの話"の是非がこの話の要というのを、他レビューで知りました😅あえなく本質を見失う所でした、フォロワーさん様々✨一応そのシーンは二度見しました👀

さて。それは最後に置いておいて。
物語の最初は訪ねてきたカナダ人の小説家に向かってパイが半生を振り返ります。ここも意味深ポイント。

'父は激怒し動物の恐ろしさを教育するため、母ジータの反対を押し切ってパイとラヴィの目の前でトラに仔山羊を捕食させ、「お前はトラの瞳に映る自分の姿を見ただけだ。」と二度と同じことの起きぬよう叱咤するのだった。'文章が難しくコピペしましたが、このシーンが印象的ですね。これがのちのベンガルトラとの漂流に結びつくわけですから。しかし、これらのシーンは"自伝"なので、人によっては退屈と感じるかもしれません…

そして、突然の遭難。父、母、兄ラヴィとの無言の別れ。最初はシマウマだけ救助ボートにいたと思ったら、ハイエナがいて。流れ着いたオラウータン、最後に出てきたベンガルトラということですよね。

227日…これはドラマティックで過酷な日々。ベンガルトラとの共存ですよね。肉食動物なので、やっぱり酷い。次々と脱落していく…その過程もグロさなしで描きます。私は最後までCGじゃないと信じていたのに(騙されたー)ちょっとずつですが、信頼関係が生まれるのがいいですよね✨

美しい景色で、パイも漂流していることを忘れそうな自然の生命力。

さて、ベンガルトラとどうなったのかは見届けてほしいのですが、このドラマティックなストーリーが実話を元にしているというのも面白い。さらに"最後の仕掛け"もあって、見るものに委ねるラスト。それらを含めると、なかなか見応えある作品ですね。まさに「タイトルだけ見ただけでは思ってたんと違う」でした。

ちぃさんはどう感じましたでしょうか?🤗

[余談]
ここまで予定していた3本の同時鑑賞、全部出先でした😂なので、コメント後回しすみません…やっと自宅帰ってきました💨またね🎵
鎌谷ミキ

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