殺る気なマックス

脳男の殺る気なマックスのレビュー・感想・評価

脳男(2013年製作の映画)
1.5
ものすごいバカな映画

【概要】
巷を騒がせている二人の爆弾魔を感情が欠落しているものの優れた記憶力と身体能力を備えた通称脳男が追う


【感想】
序盤とは想像もつかないバカ展開を中盤以降かまし続ける珍作

爆弾魔を江口演じる刑事が捜査しながら追っているのだがまぁ、何の活躍もしない
犯人を突き止められる訳でなけりゃ
敵を倒すのに活躍するわけでもない

むしろ中盤、脳男を護送中に爆弾犯2人が襲撃してきたときまず捕まえないといけない爆弾犯を無視して明らかにターゲットが同じで味方よりの脳男を捕らえるのに躍起になるという
バカな行動のおかげでまずまずと爆弾犯を逃し後に部下を含めた大勢の死者を出すラストの病院の事件を起こさせる手助けをしだす

そして、ラストも素人引き連れて爆弾探ししてみたり部下を助けられる訳でもなく脳男にただ傷を負わせ
自分は犯人を追うことすら放棄し叫ぶばかり

脳男の頭が良いという設定もご都合主義を正当化するためにしか使われず残念

例えば犯人が現れたところにも脳男が現れるがその過程が描かれないが見てる側としては頭いいからどうにかして見つけ出したんだなと想像するだけ

あとは超能力のように危険を察知したりとこういう使われ方しかせずこのような超能力があるだけで頭はポンなんじゃないのかと思えてくる

ラストも犯人が車で向かって来るところを真っ正面に立つシーンがあるが
見てる側としては何か策があるんだろうなと思っていたら
轢かれ
また、轢かれ

結局犯人に人質にされて同乗していた女が車を止めるまでただ轢かれていただけ


まさかの無策 笑

今作は犯人を追いつめるサスペンス要素もなければ犯人と真っ向に対決する派手なアクションもない

見せられるのは
やくたたず刑事がカッコつけながらヘマし続ける姿と
ぼそぼそ声でくそほど聞き取りづらい声で話す
きれごとばかり抜かし誰の改善にも誰のやくにもたてない精神科医おばさんの戯言

見終わった後に残るのは
何を見せられてるんだという呆れた感情だけ