YS

脳男のYSのネタバレレビュー・内容・結末

脳男(2013年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます


【悪を裁く、赦すことの是非】

ヒミズコンビと救命病棟コンビ。それに加えて生田斗真さん。期待度マックスで鑑賞。

人の感情の美しさや素晴らしさを全面にだした作品だと思う。また、「正義とは何か」を深く考えさせられるような作品でもあった。感情が一切ない脳男でも「正義」のために生きることができたので(手段は殺人ではあったが)、人間誰しもきれいな正義感をもっていて、それを行動に移せるはず、皆が協力すれば世に蔓延る痛みや苦しみはもっと減らせるはずだというメッセージを感じた。

また、染谷さん演じる志村が更生したと思いきやまたもや犯行を繰り返していた点では、人間の心のちょっとした残酷さや繊細さ、弱さが描写されていた。

脳男の「感情」は駐車場で緑川と戦っている時にすでに露出されていて、緑川という悪を倒すため、と同時に鷲谷を助けるために戦っていた、と解釈。
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