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ジャンケン戦争のTnTのネタバレレビュー・内容・結末

ジャンケン戦争(1971年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

「あれ、俺らじゃんけんしてただけだよな?」
「どこで道を間違ったんだ…」
という声が聞こえてきそうな作品。

 地獄じゃんけん戦争開催である。じゃんけんで勝った者が相手に何してもいいみたいなルールだけあって、約10分その様子をワンカットで見せられる(そうでないカットもじゃんけんしてるだけ笑)。きつい、見てる方も笑。この「何してもいい」がくだらなくて、でも絶妙に人の嫌なことをしているので不快になる。靴を咥えせられたり、パンツに砂入れられたり…。首吊りシーンはちょっと怖いぐらいだった、演技に歯止めが効かなくなってくるみたいで。人体実験みたいな風でもある(廃墟の中という隔絶した場で起き、外には聴衆もいる)。

 戦争風刺。ナチの軍服をきた男がパンイチでじゃんけんというギャグ。そして行進曲みたいな音楽やナチスと思われる演説の音声に、豚の声が入る。
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