ありま

シュガー・ラッシュのありまのレビュー・感想・評価

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
2.9
最初はいがみ合ってたラルフとヴァネロペが、助け合える親友になっていく過程に感動した。
レトロゲームと最近のゲームのグラフィック表現の混ぜ方もいいし、全体的にポップで明るくて楽しい。

でもあまり楽しく鑑賞はできなかった。
ラルフが他のゲームに乗り込んでめちゃくちゃしてしまったのは、ラルフ自身の粗暴さが招いたものだけど、ゲーム内で悪役だからと除け者にされていたことも大きな原因。
映画ラストでは皆に好かれて仲良くしてはいるが、好かれるまでの住民たちの心境の変化等がすっ飛ばされているため、自分達のラルフへの今までの対応を忘れて都合良く振舞ってるように見えてしまう。
その人が「あるがままの自分」で社会で生きるには、その社会で生きる人々がどう受け入れるかが大事だから、その過程をきっちり描いて欲しかった。
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