YokoGoto

遺体 明日への十日間のYokoGotoのレビュー・感想・評価

遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)
2.0
3.11震災直後の、釜石の遺体安置所での出来事を映画化。この映画は、震災の悲惨さとか遺族の苦しみだけではなく、『人としての尊厳』を描いた作品だと思った。突然、命が終わりになっても、その人の人としての尊厳を守り見送る事。そして、生きた証を抱きしめながら、残された者も次に進めるよう、どんな悲惨な災害の現場でも、見取ること。そういうテーマを描いていた。映画全体は、あえて過度な演出もなく、わざと泣かせようとするシーンもなく、淡々と作られていた。ただ、やはり、キャストがメジャーな人たちで固められていたことは残念。色の無い俳優さんにして欲しかった、というのが個人的感想。全編通して、涙がとめどなく流れてしまう映画。
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