みあね

遺体 明日への十日間のみあねのネタバレレビュー・内容・結末

遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

3.11直後、内陸部で起きていた現実。

2011年3月11日、14時46分31秒。
多くの人の命を奪う悲劇が襲いかかった。
その中で岩手県釜石市の内陸部は津波の被害を免れた。しかし、だからこそ、亡くなった方々の“ご遺体”の安置所として指定されてしまい…

当時直接的被害は受けてない者です。
ですがあの災害を忘れない為にも、色々な情報を今でも定期的に調べたり見たりしてます。
不謹慎を承知で書きますが個人的に、東日本大震災は都会ではなかった事が本当に良かったと思ってしまう。東北の、どちらかというと田舎の地方だった為に、横の繋がりが大きかったはず…もしこれが都会での出来事なら迅速な身元照会は無理だったかと…隣に住んでる人が誰かも分からない地域ではこうはいかなかったと思う…

それとは別の話になりますが、被災した方は公務員や専門職の人に頼ったり、時には罵声を浴びせたりするが、その方々も“被災者”だと分かって欲しい。どんなに辛い状況でも、職務を全うしてくれている素晴らしい人達なんだと…

今作はジャーナリストの石井光太のルポルタージュ【遺体 震災、津波の果てに】の実写映画。津波の映像は使われていない。
作品として脚色されてるところはあると思うが、事実の一部なんだと理解し観て欲しい作品。

やっぱり定期的に歯医者行くの大切と違う視点で思わされた作品…(苦笑)
みあね

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