ai

遺体 明日への十日間のaiのレビュー・感想・評価

遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)
-
東日本大震災の遺体安置場を取材したルポルタージュの実写映画化。
震災や津波のシーンは直接描かれていないのに、冒頭でそれまでのごく平和な日常の釜石市を映す事で災害後とのギャップで胸が苦しくなる。
この作品では遺体の尊厳がテーマとなっていて、遺体に向かって声をかけ続けた民生委員の男が主人公となり描かれている。
作品では描かれないが、この男はのちに事件を起こし逮捕されたという事実は無視できず、人はある一面を切れ取れば聖人で、別の一面は鬼畜でもある。
この映画で描かれる一面も真実だろうが、やはり暗い気持ちにさせられた。

あまりの惨さにお経に詰まる僧侶の姿が印象的。

2024、5本目。
ai

ai