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ザ・マスターの文o文文のレビュー・感想・評価

ザ・マスター(2012年製作の映画)
3.6
トム・クルーズで有名な宗教、サイコロジーについての話
多くのアメリカ映画は日本と違い実在の名前を使うが、この映画は別名で作られてるし、トム・クルーズの名もまた映画紹介にはとある俳優とされている




40:00辺りが起承転結の承にあたるが
それまでの起にはオーケストラで漂うような主人公の破天荒キャラとは相容れない音楽が長~くかかっている

ただ承に入ったとたんに音楽は排除
ここを強調するために音楽があったというのも1要素としてあったと思う
ホアキン・フェニックスの演技は後々のジョーカーとも共通する引き出しを見せている
ここへの出入りをコントロール出来れば本人は一俳優として気持ち良いかもとさえ思う

見ている間は妙に音楽が気になる作品だった
独断他と比べ変わってた訳ではないから、執着してしまった自分が変わってたのかもしれないが


以降ネタバレかな



1:47:30 乾いた大地でバイクを走らせるシーン
アメリカの田舎のよくある親子関係を自分は思い出した
父が息子に銃をプレゼントし男として認めるパターンのやつ

結果このシーンから音楽の使い方が変わる
ショパンの雨垂れに歌詞のついた曲
これ以降の音楽は受け手に肯定感を与える、明確な旋律のある曲を使うようになる

以降は起承転結の結
ファミリードラマでいう子が親元を離れ旅立っていく話なのだ
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