このレビューはネタバレを含みます
コラボMVや「ANIMA」「JUNUN」を鑑賞した流れでジョニー・グリーンウッドの楽曲提供で有名なポール・トーマス・アンダーソン長編に手を出した。
サイエントロジーという実在の宗教がモデル。
正直期待してたほど宗教のやばい感は出ていないが、ホアキン・フェニックスのイカれ演技が光りまくっており見応えがある。アドリブ演技も多かったようで便器ぶっ壊したのは普通に弁償したらしい。
フィルム撮影とのことで、画面がとても暖かく、海や荒野の画面は非常に美しく、壮大なハートフルヒューマンドラマが繰り広げられそうな勢いである。(ハートフルヒューマンドラマもあながち間違いではない?)
あとはやはりこの怪しげで程よく陰鬱な空気感はジョニー・グリーンウッドの音楽により成立していると感じる。ジョニーは何曲か作曲したのを送り、監督らがシーンそれらを当てはめていったそうだが、さぞかし楽しい作業だったに違いない。
また、時折披露される歌唱シーンも絶妙なスパイスとなっており楽しむことができた。
他の作品も観ようと思う。