にゃんこ先生

夜ごとの美女のにゃんこ先生のレビュー・感想・評価

夜ごとの美女(1952年製作の映画)
4.0
クリスマスの夜に、思いがけなく素敵な夢を見てしまった! ルネ・クレールやはりいいなあ。

ジーナ・ロロブリジーダを観たくて選んだ一本。おまけにジェラール・フィリップが主役!と、楽しみに観たら、期待以上!

軽やかなピアノの音から始まる物語…
夢の中、ここは戦場⁇ ランチョンマットみたいなフランス国旗とトランペットのファンファーレの後に現れる美女…そしてハレム…なんだこりゃ? 夢の続きが続く… 彼の夢はなんとミュージカル仕立て‼︎

ジェラール・フィリップ、白馬に乗って駆け抜ける姿が、これ程様になる役者はいないのでは⁇
私のお目当てのジーナ・ロロブリジーナは夢の中ではアルジェリアの姫。現実ではカフェのマダム。出番はそれほど多くないけれど、美しいお顔と抜群のスタイル、素晴らしいね。

悪友共の大活躍!この脇役の配置は重要ね!
ドアの前でのトランプ、ポール・セザンヌの絵の構図そのままだ…

夢の中ではいろんな時代のファンファンが登場。衣装もセットもそれぞれ変化に富んで楽しい。見どころは先史時代!何その生き物!あははは!吹き出しちゃった。

ピアノだけど、ハノンは一体いつの時代からレッスンで使われているのかしら⁇ 歯磨きハノン、懐かしい。

どうぞ、あなたの夢も叶いますように!