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夜ごとの美女のkazunのレビュー・感想・評価

夜ごとの美女(1952年製作の映画)
4.3
田舎に暮らす音楽家クロード。生活のためピアノの家庭教師をしたり学校で音楽を教えたりしている。夢はオペラの作曲家。ある日家庭教師の家に飾られた夜会の絵の中に入る夢を見る。またある日は違う時代の夢を見る…というお話。

ここから夢の世界ですよという入り方が分かりやすく、現実の関わりある人が夢の中の人に反映されていて面白いです。

現実で膝の所が破れたズボンを履いていると夢の中の軍服のズボンも破れていて隠そうとする所が可愛くてキュンとなります。

年配の人が昔は良かったというとその時代へ。いつの時代もそんなものなのかと感慨があります。今この時代にいる若い子達もいずれそんな事を思うのかと思うと無常だなーと…。

ある時はアルジェリアに進軍した大尉、ある時はフランス革命の活動家、ある時は1900年のオペラの作曲家。
ちょっとBACK TO THE FUTUREを思わせる楽しい作品です。

ジェラール・フィリップは安定の美男子。ヒロインも美しかったです。
隣の幼なじみの人がいい味出してました。
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