元気が漲ってくる映画。
二人の女子レスラーが泥沼で見せ物レスリングさせられる屈辱の前半部分から最後の大乱闘タッグまでをつなぐダイナミズム。
ピーター・フォーク演じるケチなマネージャーがゴージャスなリング衣装を二人に買い与えるシーンで涙が出て、その後の大乱闘で溢れてくる。
監督のいう通り、失われた尊厳を回復する映画。
スポ根としてはほぼパーフェクトな作品だが、、レスラー役の方が泥シーンの胸出しは嫌だったと後に語ったらしく、「うーん、尊厳、、」となる。
もちろん園子温のような小物が役者にした所業とは比較にならず、作品の輝きを消すものではないが。