映画を観た時は大学生だった。
正直、当時は意味が全然わからなかった。
男子だからだったのか、まだ大学生だからだった。
大学を卒業して恋をして、本当の意味で大人になった後、この映画を思い出した。
あの時言いたかったのはこういう事だったのではないかとあれこれ考えた。
この作品の登場人物の心がようやく少しわかった気がする。
自分がこの映画に思い入れがあるあるせいかもわからないけど、いろいろなシーンを思い出すと今でもすごく心を揺さぶられる、エネルギーを感じる映画だ。
監督はすごく心の描写が上手だったのだなと思う。
当時はまだ大学生だったけど、普通の人よりも多感で、たくさんいろいろな事を突き詰めて考えたり、想像しながら生きてきたというのは、映画からも容易に想像できる。
無名の学生達が演じてたからこそ、色眼鏡なく作品の人物に感情移入できるものになったのか。
はたまたプロの役者さんが演じたらどういう作品になるのか。
大人になった今、また観たいと思う。
いつか叶えば嬉しい。