KOKO

あの娘が海辺で踊ってるのKOKOのレビュー・感想・評価

あの娘が海辺で踊ってる(2012年製作の映画)
4.5
センスとか。才能とか。そんな陳腐な言葉で片付けることが許されない。
彼女の、社会を「眼差す」哲学が、作品のエネルギーの源のような気がする。


切り捨てたくて仕方ない美しい町、

小さなコミュニティの中で
アイドルになれない美少女、

古典と消費文化、


思い返せば凡庸で普遍的なテーマだけれど、彼女の色眼鏡を通した途端に、それらは誰にも再現できない極彩色と化す。


だれかさんがみつけた、
みんなにとっての、
ワタシのはなし。
KOKO

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