山戸監督の処女作は技術的な粗さは目立つけど、ほとばしる才気と初期衝動の熱量で帳消しに。
キャラの作り込みや配置と距離感はこれ以外には考えられない絶妙感。熱海というロケーションもハマりすぎてるし、そ…
AKB、パピコ、ドリンクバー。熱海で鬱屈した気持ちに苛まれる、その気持ちを原動力にしアイドルになろうとする舞子。日本舞踊を習い、熱海で生きることに不満も持たず、友人関係も近すぎず離れすぎず、「仏」と…
>>続きを読む女性監督も近年珍しくなくなってきたが、ここまで少女的な感覚の映画は観たことがなかった。もしかしたら女性からみたら共感できるものなのかもしれないが、男性の立場からみると物珍しいというか「異性」を感じら…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
映画と出逢い、映画を巡る旅をする___山戸結希監督『あの娘が海辺で踊ってる』
運命の映画と出逢った。かも知れないと思った。感動したとか、涙したとか、面白いとか、名作と呼ばれる傑作とか、世の中、…
『あの娘が海辺で踊ってる』@オーディトリウム渋谷
アイドルに憧れながらも海辺の田舎町で何もできずに鬱屈している女子高生を中心に男女4人の高校生が織り成すひと夏の物語。
これはなんだ?ちょっとした…
噂の“新世代ファンタジスタ”山戸結希監督の処女作。思春期の少女特有の、無垢であるが故の暴力性を持つ剥き出しの言葉の数々と、理由の無い苛立ちと体を支配する虚無感。海と少女の心のせめぎ合いを、けして商業…
>>続きを読む©上智映画研究会2012