シネヌーヴォのおかげで、空族の過去作品をコンプリート出来そうな状況で感謝、感謝です‼️
2012年のこの作品は、1997年の『花物語バビロン』の続編。「クスリ」を扱った前作に続いて、今作では「武器(兵器)」を扱っています。
映像とセリフと膨大な文字情報がガンガン同時発信されるスタイルは前作から踏襲されていますが、こちらの方が整理されていて見やすかったです😊
でも相変わらず8mmで撮影されているので、映像の荒々しさが、映画全体に感じる「何かイライラしてる感じ」とか「怒ってる感じ」にマッチしていて、そんなプリミティブな魅力は今作でも健在です。
実際に武器を撃ってみたり、登場人物が話をしているすぐ後ろで爆発が起きたりするのも生々しい。それが8mm映像だと逆にリアルで、映像の解像度が上がればリアルな映像が撮れるのかというと決してそうではないんだな~と感心させられました🤔
主人公のオザワはもちろんのこと、革命家の古神など、のちの『バンコクナイツ』につながる伏線がたくさんあるので、そういう意味でも見どころは多く、『バンコクナイツ』の前日譚として楽しみながら見ることもできました‼️