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ふがいない僕は空を見たのtAeKoのレビュー・感想・評価

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)
3.4
受け取ったメッセージ
《子供は産んで終わりじゃない。》その時の一瞬の気持ちで産むなんてだめ。産んだからにはその子のこれから続く人生を背負う責任がある。そう考えると、あんずはアメリカまで行って生む、という選択をおそらくしなかった。それは正しい。だって、あんな頼りない母親に未だに面倒見られてるような、自分のしたいことは言うけど、奥さんを守ることのできない父親の元で生まれた子供は、きっと苦労すると思うから。
そして、子供の人生を背負うということについて、行き過ぎてしまったのが旦那の母親のまちこさん。たくみの母親は、子供が引きこもってしまってても、理由も含めて受け入れて、子供の自然な回復を待つ、素晴らしい母親。
●そして、無責任な親の元に育ってしまった子供は、周りの固定概念による差別、貧困で苦しむかもしれない。でも、それを環境のせいにして、周りが落ちるのをみて自分を保っていたら、いつになっても抜け出せない。変えたいなら自分で這い上がる努力をしないと。

※作品の中にあるメッセージはたくさんあったけど、色んなテーマがあっちこっちに飛びながらだったので、ずしっと心に届くメッセージとしては薄くなってしまっていた気がした。
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