もりかわ

テッドのもりかわのネタバレレビュー・内容・結末

テッド(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

コンプラ発言盛り沢山ですが、面白かったです。25歳男性に、男同士の友情の良さと痛いところをついてくる映画でした。

趣味や価値観が一致してる友達との会話って、無茶苦茶心地いいんですよね。最低限の言葉で伝えたいことを汲み取ってくれて、最適なタイミングでいってほしい言葉をくれると、「俺たちは全盛期のバルセロナか…?」と傲慢な気持ちになるくらい楽しいです。

そんな”ニコイチ”の友達ががクマのぬいぐるみというのが、日本だとちょっと考えられないアイデアですね。そのクマが放送禁止用語を言いまくるのが痛快でした。

ただ、最高の男友達がいるということは、彼女目線では最大の敵が近くにいるわけで。「私を選ぶのか、それとも親友を選ぶの?」と二者択一を迫られるのは共感しやすいテーマですし、親友は仕事や趣味にも置き換えることができるとも思います。加えて、落ち度があるけど憎めないユーモアをもった主人公と、主人公には勿体ない恋人という関係性も分かりやすいので、共感の入口が(男性には)広いなと思いました。

最終的に彼女が二人を認めるという決着の仕方含めて、ひじょーに男性に都合の良い終わり方だと思いましたが、下ネタが嫌いじゃなければ楽しめる映画だと思いました。
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