ゆき

四十九日のレシピのゆきのレビュー・感想・評価

四十九日のレシピ(2013年製作の映画)
3.6
一緒に年を取る

父と娘の前に現れたのは、亡くなった母の四十九日まで一日5,000円で家事を引き受けたという謎の少女。彼女が伝える母の残したレシピを通じて家族が再構築されていく模様を描く。

自分の最期のタイミング、人生を振り返ったらどんな空白があるんだろう。
その分、他の人にはない満たされたコンテンツも必ずある。
これまで接点のなかった他人と話すことで気付く日々の要素。
一つ一つを大切に楽しんで、空白ではなく適度に余白のある人生を送りたい。
タナダユキ監督は老害タイプのミセスをスパイスにする天才だ。
重要度は置いておき、岡田将生はほっこりさせてくれるキャラクターだった。
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