今まで見てきた是枝監督の作品とは全く違う。
空気人形ってそういう意味か、、、。想像と全く違う話で、終始フワフワした感情で見ていた。
「心を持ってしまったんです。」色々不思議。不思議だけど、その不思議さを本当に現実なんじゃないかと思わせるペ・ドゥナの演技はやっぱりすごい。
ペ・ドゥナの美しい四肢と儚げな表情は、誰にも真似出来ない。あのたどたどしい日本語も素晴らしく魅力的。
「心」ってなんだろう、、、。
人は生きる上で必ず何かを感じてる。
嬉しい、悲しい、怒り、寂しい、孤独、切ない、虚しい、悔しい、美味しい、愛、絶望、痛み、苦しみ、辛い、退屈、幸せ、、、
心とは、感情?心が空っぽって何?
近いのは虚しさ?孤独?
ただ同じ毎日を過ごす生活。自分がどうして生きているのか、何のために生きているのか分からなくなる。
自分がまるで空気が入っただけの人形みたいな気持ちになることもある。これって自分だけ?
この答えは、一生出ない。考えても考えても答えは出ない。
こんな思いを抱えながらも生きていく。