ラブドール:空気人形(ペ・ドゥナ)が、突然、こころを持つようになり、いろいろな人と関わるうちに…、という話。
私としては、微妙な感じだった。空気人形が、誰かの代用品であることを感じて、切なさを感じていくが、それは、人間もそういう所があるという象徴になっている。
好きになった純一(井浦新)との顛末が悲し過ぎるのだけれど、彼女がそれをよく分かっていないのが何ともやり切れなかった。
私は、「ラースとその彼女」のようなものの方が入りやすかったように思う。
後の「ベイビー・ブローカー」に出るペ・ドゥナが不思議な魅力で、ぴったりだった、これは彼女あってのものだと思う(2023.6.5)。