見始めは、大丈夫かな?と思ってしまったのでした。
空気人形が心を持ってしまったら、というなかなかのアバンギャルドさ。
でも、空気人形から見た人間世界という視点になったとき、自分の中の不安は無くなっていた。
空気人形じゃなければ味わえない、好きな人の息で自分が満たされる感覚。
空気人形から見て人間世界は悲しみばかりですか?との問いに、そんなことは無いです、という答えになんだかホッとした気持ちになった。
こんなシュールな設定の物語でも、ちゃんと心に残る作品に仕上げていることに単純にすごいと思いました。