命は、自分自身だけでは完結出来ないように作られているらしい。
命はその中に欠如を抱き、それを他者から満たしてもらうのだ。
互いに欠如を満たすとは知りもせず知らされもせずばら撒かれているもの同士、無関心でいられる間柄。
時に疎ましく思うことさえも許されている間柄
その様に、社会が緩やかに構成されているのは何故
吉野弘の詩
生命は自分自身だけでは
完結できないように
つくられているらしい
花もめしべとおしべが
揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は その中に欠如を抱き
それを他者から
満たしてもらうのだ
愛を知ったものの美しく飾られた最後。その死に顔が綺麗であることが、その人形が何よりも愛を知ったことの証。
因果応報、良いことも悪いことも返ってくる
傷つく事を恐れない勇気
悪いことを超える良いことの喜び
人生は、自分から溢れる愛に満たされるに至るために、誰しもが孤独になるのだ。
人生哲学がそこにあった