おち

空気人形のおちのレビュー・感想・評価

空気人形(2009年製作の映画)
3.3
されるがままにされてきたというか誰かの欲求を満たすために生まれてきた人形が心を持ってしまったら。心を持ってしまった人に心を無くしてと言うのは1番酷なことだと思う。

店長いい人だと思ってたのに気持ち悪い。私だったら、こんなに言葉や事象を知らない人間がいたらそれについてあんなに優しく説明してあげられるだろうか。お店で空気が抜けた時も引かないで空気を吹き込んでくれて、めちゃくちゃいい人やん井浦新と思っていたんだけどなあ。空気を抜きたいってどういう感情なの?本当に謎。

今まで自分は誰かの代用品だと思っていて、誰の役にも建てなくてすみませんって思ってた子に、初めて心を揺さぶられた人にきみにしかできないことを頼みたいとか言われたら嬉しくなっちゃうじゃん。それなのに空気を抜きたいって哀しすぎる、、、
自分がしてもらったことを私もしてあげたいと言う純粋な気持ちが仇になるなんて、もうなんて言ったらいいんだろうか。
でも、ぺドゥナが可愛くてそれが唯一の救い。
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