みんな誰かの代用品で、誰もが「一人」の意味を知りたくて。
突然心を持った空気人形。
社会に繰り出す時の純度100%な姿が愛しいかったです。
それと同時に、人間の持つ"孤独"を同じようなシーンを引きを使って表現することで、「一人」の意味を模索するような描写が刺さって仕方ないかったです。
人の役に立ちたい、誰かのために生きたい、必要とされたい。
生きる目的を持とうとする彼女に対して、ただなんとなく、誰かに迷惑をかけるわけでもなく、ただ生きている人間。
是枝監督が連れていく、衝撃のラスト。
R15+の意味が有された瞬間、切なさと驚きに包まれました。