そらぴよ

ウルヴァリン: SAMURAIのそらぴよのレビュー・感想・評価

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)
1.8
「散ることのないサムライ。」

なんでこんなの作ったん???これ必要???海の向こうは未だに日本をサムライや忍者がいると思ってるの???バカみたいな映画でした。誰が好きになんだよ。

町のラブホテルとか新幹線とか長崎の田舎の家とかちゃんとした日本を舞台にしてるのかと思えば、浮浪児がゴミ箱漁ってたり、原爆落とされてるのに煙晴れたら外出るとか、冒頭にも描きましたが、何より忍者と対決したり、なんなのこれ、不満しかない。

しかも日本語が変だし、しょうがないんだろうけど日本人が英語喋ってるのも違和感ありまくりでした。なんというか全てが中途半端です。日本を舞台にしてるなら街中で銃なんか持たないし、そもそも忍者なんかいないし。忍者何回目だろうね。相当頭にきてますね。

そして今作の敵、ヤクザよ。強すぎでは???アイツらミュータントか???なんでウルヴァリンと対等に渡り合ってるんだ。しかも新幹線の屋根の上にナイフ突き刺してしがみついてるとかミュータントやん。人間じゃないやん。てかそもそもなんだけど日本人いっぱい出てくるのに雪緒以外ミュータントが出てこないのは何故???ミュータントはアメリカにしかいないんか。周りを強くするバッファー的なミュータントでも作れば良かったやん。そしたらヤクザ強いのも納得出来る。

ヒロインも可愛くないしなんやこの水曜日のカンパネラみたいな女は。時代先取りしすぎよ。その時代に多様性はない。

この映画で1番悲しかったのはウルヴァリンの活躍がイマイチとか日本が雑に扱われたとかじゃなくて、何より察しと思いやりが人情の日本人が、お・も・て・な・し文化の日本人が出てこなかった事です。ていうかヤクザってのもあるかもしれないけど、男よ男。特にこちら皆バカかクズ。どうなってんねん。
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