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ウルヴァリン: SAMURAIのslowのレビュー・感想・評価

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)
3.3
"日本らしさ"に少し近づいた
ハリウッド映画!!

原作からの再現とはいえ、
よくぞやってくれました!♪
ハリウッドはよく日本の描写は
合成やCG、もしくは
別の全く違う場所で撮影するのが
多かったが、こちらは
ちゃんと日本でロケしているのは嬉しい!
長崎の原爆シーンは仕方ないが…w

ウルヴァリンがちゃんと
日本の都会を歩いてるシーンは
ある種の感動を覚えた!!(*≧∀≦*)w
これ歩く人だかりが
エキストラじゃないのが
本当に驚き!!(/ロ゜)/
まぁ東京は他人に無関心な人が多い街だから、
撮影も上手くいったのかな(^_^;)

ヤクザもミュータントを凌ぐほどの
強さを披露し、新幹線の屋根の上での
バトルは雑魚相手でも苦労する
ウルヴァリンに日本人の並々ならぬ
強さを感じた!(笑)

とはいっても、やはり
おかしな日本語や日本人じゃない
日本人が出てきたりするのは
もう諦めるしかないかもしれない…Σ(-∀-;)

しかし、
本作はまだ頑張ったほうだと思う♪
日本語をかなり綺麗な発音をする
役者が多く、中には酷いのもいるがw
たぶん後で誰かが
吹き替えを足したとも思われる。
でもヒロインは立派な日本人なので、
やはり日本語は上手で顔も凛として綺麗♪
それだけで充分だ( v^-゜)♪
真田広之とヒュージャックマンの
バトルはこれ以上ない夢の対決!
これだけでもお金を出して
観て良かったと思う(^^)♪

・日本とアメリカとの"距離"

リアルな日本を見せても
アメリカ人には新鮮に映らないだろう。
そもそも両者の感覚は全然違う。
例えるなら、
沖縄と内地でも扱いは全然違っている。

私は沖縄出身だが、
内地の映像で観せる沖縄はどれも
ど田舎や離島ばっかり映しており、
普通の都会は全く映さない…
そのせいで内地の人達は
"沖縄は年寄りしかいない"
イメージがついてしまってる。
この前、内地で仕事した時に
仕事仲間にこう言われた。

「沖縄のバスってさ、
年寄りしか乗ってないんでしょ?」

悪気で言ったのではないだろうが、
沖縄をバカにしてるようで腹が立った。
沖縄は普通に若者が多く立派な都会だ。

これも結局は
距離がもたらすイメージなのだろう。
それを壊さないように
おかしな日本像を描いてばかりな
ハリウッド映画も
そういったイメージを崩さないように
彼らのニーズに合わせた日本描写を
提供してるにすぎない。

なので、本作はアメリカ人が
納得できる日本の世界で、
ギリギリ本当の日本を映してくれたのは
良いことだし、これは大きな一歩だと思う。

少しずつ日本らしい「日本」が
ハリウッドでも浸透しつつあるのは
本当に喜ばしい♪
しかし今は中国が盛んな状況なので
日本を描写する作品が
減ってしまってるのは残念。。。

まぁそれを含めて考えると
この作品は頑張った!
ありがとう監督!(^-^)/
また縁があったら日本で撮影♪
宜しくお願いします(*^^*ゞ!!
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