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ウルヴァリン: SAMURAIのshioのレビュー・感想・評価

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)
2.4
「今作で1番セクシーなのはウルヴァリン」

典型的な日本勘違い映画+
不要な内容入れすぎ+
よく分からない展開
というダメ要素たっぷりの今作。

まずヒーロー映画たるもの
戦闘シーンはとても重要。
その中でも「あのシーンまた見てぇな」って
思わせるベストバウトがあるだけで
作品の価値がバチクソに上がる。

キャプテンアメリカWSのハイウェイ
シビル・ウォーの空港、ロケット発射台
クイックシルバーの高速移動…

定期的に見たくなるシーンは
テンポ、音楽、スピード感、ド派手さなど
どこをとっても高い完成度。

今作がそういったものが全くない。

テンポの悪さは
ウルヴァリンの再生能力消失による
苦戦が主な理由だし
そもそも戦闘シーンが少ない…

加えて脇を固めるのは
ヒュージャックマンより
可愛くもセクシーでもない女性陣(すみません)
その内の1人との恋愛と幻想ジーンとの葛藤。
あ、そういうのいいんで…ってなりました。


それでいて話は意外とややこしい。
おじいちゃん、息子、孫娘、孫娘の旦那、孫姉妹、悪徳女医、弓の用心棒
それぞれ思惑が若干違ったり、変化するから
誰がどういう立場なのか分かりにくい。
真田さんはなんでユキオと戦ったのか
いまだに分からん笑

ヤクザ、侍、ニンジャとウルヴァリンみたいな
やりたいことは分かるんだけど
戦いの見栄えも、戦う理由もよく分からない
そんな作品です。
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