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君と歩く世界のシネマのレビュー・感想・評価

君と歩く世界(2012年製作の映画)
3.8
南仏が舞台
シャチのショーのトレーナー、ステファニー(マリオン・コティヤール)とシンパパ格闘家アリ(マティアス・スーナールツ)の恋愛映画

アリは女たらしで子供の面倒は姉に押し付けっぱなし
ステファニーに親切でヤクやお酒をやらないなど一線を越えていないため、どこか憎めない
2人が出会った時はステファニーには同棲中の恋人がいたが、事故に遭い…

『母へ捧げる僕たちのアリア』でも南仏で暮らしている貧しい人々に焦点をあてていたけれども、この作品もアリと姉夫婦のギリギリ生活が描かれる

鴨川シーワールドのようなシャチのショーが観られる場所がフランスにもあるのがびっくり!西欧ってそういうのにうるさそうだから、意外だった

最後まで目が離せなかったのは2人の成長物語だったからかも
アリの涙は胸熱


【追記】2024年3月31日
2024年3月30日フランスF2ニュース
アンティーブのマリンランドでシャチのショーに出演していたシャチが相次いで亡くなったことから飼育環境に問題があることが表面化
現在2頭が残っており、カナダの保護区へ送ることを検討
2026年末から捕獲されたクジラの仲間を狭い場所に閉じ込めたり繁殖させることも禁止される
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