ひろぽん

ストロベリーナイトのひろぽんのレビュー・感想・評価

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)
2.4
ドラマ『ストロベリーナイト』の劇場版
原作の小説第4作『インビジブルレイン』

左目が縦に裂かれるという同じ手口の5つの死体が見つかる連続殺人と思われる事件が発生。警察に柳井建斗が犯人と密告が入るも警察上層部からの圧力をかけられるが、納得のいかない主人公姫川が単独捜査を始め牧田という男と出会い事件の糸口を見つけようとするサスペンス。

原作もドラマも未鑑賞で視聴。
そのため人物の関係性がイマイチ掴みにくかった印象。

この作品だけだと姫川が抱えてる暗い闇の様なモノは特に感じられず、牧田に惹かれたのもイマイチピンと来ない。

ドラマでは色々あったみたいな雰囲気だが、姫川班や井岡に何の思い入れもなく、今作に関しては必要性があまり無かったように感じる。
姫川と菊田の関係も然り。

ラストの展開も最終的に姫川が真犯人が分からずじまいで、唐突に進んで行ったし、犯人の動機もインパクトが無さすぎてモヤモヤしたままスッキリしない状態で終わってしまった。

脚本は置いといて、俳優陣の演技は良かったと思う。竹内結子の納得のいかない事には上司にも逆らう正義感溢れる役がピッタリだし、大沢たかおの悪そうな振る舞いや表情は人間の闇の部分が滲み出てる。
この頃の染谷将太若い。笑

インビジブルレインと言うだけあって、雨の描写が多くなんとも切ない。

ドラマを視聴してから観たらもっと楽しめたと思う。この作品単体だと感情移入できず微妙だった。
ひろぽん

ひろぽん