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ぼくが処刑される未来のfishmuttonのレビュー・感想・評価

ぼくが処刑される未来(2012年製作の映画)
1.5
久々に邦画SFでも観ようかなーと思って観た。
眠てぇ話しだった。
見所が特にない。90分という短さが美点かな。

裁判員制度啓蒙映画。若手イケメン俳優使ってみたから若者観てね!そして法について考えようね!というどこかからの圧力を感じた。

自分の言いたいことも言えない、気弱な主人公。突然光に包まれ、気がついた時には見知らぬ部屋で尋問を受けていた。ここは25年後の未来で、「“未来犯罪防止法”により、殺人罪で死刑となる」と告げられる。この時代の司法制度は量子コンピューターアマテラスによって行われ、決定が覆ることはないという。処刑宣告に怯える主人公だったが、冤罪である事が明らかになる。主人公は本物の未来の自分を捜し出し、冤罪を晴らす事が出来るのか・・・

ぱっと見はSFらしい設定。
手塚治虫のマンガで読みたい感じ。
しかし中身は、スカスカなSFって印象だった。

別時空からわざわざ若い時の人引っ張り出して殺す意味がわからん。そんな簡単に別時空に手出して大丈夫なのか?その時代の犯罪と無関係だよね。しかも、その時空の法適応外だから処刑OKってのも乱暴すぎない?てかその技術があったらもっと出来ることがあると思う。

そして、警備が薄い!ザル過ぎる!アマテラスが完璧だから人間は頑張らなくても良いんですかね。ほぼ棒立ちの刑務官、上の情報をほいほい受刑者に教えちゃう司法サイド、それを勝手によくしゃべる受刑者。施設の人間の教育どうにかした方が良いと思う。

「皆頭が空っぽだから何だって信じるんだ」そんな感じの未来像でした。
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