昔なにかでこれを観てからデニーロの飲む朝ビールに憧れ、仕事休みの日は朝ビール飲むようになったことを思い出しました。
いわゆるベトナム帰還兵のPTSDもので、ロバート・デ・ニーロなのでディア・ハンターを彷彿としますが、彼は問題がありつつ、前向きにしっかり周りとコミュニケーションを取れているので、どちらかというとメインはエド・ハリスです。パッケージはロバート・デ・ニーロですけど。後半の彼の鬼気迫る熱演、デニーロとは対照的に他人を責め続け、アルコールに逃げ続けているエド・ハリス、ディア・ハンターと比べると狂気的な戦争描写は少ないけれど、それでも戦争で仲間の死や自分の責任からの逃げによって心が壊れた男の悲哀がしっかりと描かれていて、見応えがありました。
このあとの３人が上手く進んでいって欲しいと願ってしまう余韻のある映画です。
