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ゴースト・フライト407便のYSKのレビュー・感想・評価

ゴースト・フライト407便(2012年製作の映画)
3.3
バンコクからプーケットに向かう旅客機には幽霊が棲みついており、乗客はもちろん機長やCAたちをも巻きこんで大暴れする至極単純な作品です

この幽霊さんたちは非常にやる気に満ち溢れており、CAの後ろを血の足跡をつけながら着いてまわったり顔を洗っている乗客の顔をひっかいたり、整備士を格納庫に閉じ込めたりラップ音やポルターガイスト現象を巻き起こしたり、その上おどろおどろしい見た目にも気を配っておりインパクトはそれなり、さらにさらに祟り殺した人間に乗り移りゾンビになって大暴れの大盤振る舞い!

なーのーにー
なぜか幽霊たちのインパクトが弱く見えてしまうのは、生きている人間たちのアクが強すぎるせいでしょうか
中華系のかわいい女の子や亡くなった父の遺産を基に起業しようとしているドレッドヘアのお兄ちゃん、vs幽霊に大活躍するのかと思いきや何もしなかった僧侶、オネエ言葉で話す「王子」と呼ばれているCA、イギリスへの大学進学が決まっているもののパイロットスクールに通いたい『NARUTO』のロック・リーみたいな髪型をした女の子、影が薄いお父さん、幽霊の登場でパニックになりCAに当たり散らし幽霊が死体に乗り移るころにいたってはブチギレまくり目に入るものは生きていようが死んでいようがおかまいなしに殺してまわったお母さん!
むしろこのお母さんが冷静沈着だったら誰も死んでいない可能性すらありますからね、すごい

どう逆立ちしたところで好みは大きくわかれるでしょうが、飛行機のサイズの割に席数が少なすぎるとか客数とCAの数が同じくらいとか、よくわからないけれども面白かったです
なお、恐くはない模様
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