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バレンタイン一揆のshinoのレビュー・感想・評価

バレンタイン一揆(2012年製作の映画)
3.4
"彼女たちがガーナで出会ったのは、「児童労働」という苦い現実でした"

3人の女子大生が、ガーナのカカオ農園を訪れ、児童労働について触れ、悩み、闘い、バレンタイン一揆を起こす-
世界の子どもたちを児童労働から守るNGO ACEという団体が作ったドキュメンタリー映画です。

チョコレート大好き♡多分毎日かかさず食べちゃっている。
バレンタインは誰かにあげるフリして高級チョコをここぞとばかりに試食したり、自分へのご褒美に買ったり…笑
今年もいい季節がやってきたなという感じですが、チョコ好きとして知っておきたい"フェアトレードの知識"。

チョコレートのあの甘さを知らない、ひたすらカカオを運んで割り続ける子どもたち。現地のガーナ人たち自らが、児童労働をなくそうと奮闘する姿がキラキラと描き出されています。

若いときに自分が知らない世界に飛び込んでいって、そこで感じたことを言葉にしたり、行動に移すのって本当に尊い経験だよなぁと。やはり若い彼女たちしか見えない世界、感受性があるんですよね。

"あなたの大切な人に贈るチョコレートだからこそ、生産者のことも大切にした本当に愛のあるチョコレートを…❤️"

噂で聞いた話、ガーナのカカオ農家にお米づくりのプロジェクトが入って、「カカオより米のほうが生産性あるやん。うまいし。」ってなってきているらしいですよ…!ガーナ人はカカオを食べないのです。

チョコレートの価格がものすごい高騰して、数も希少になってしまったら…お願いだからカカオ作ってーーーー!!!と先進国側が頭を下げる時代が来るのかも…?
そんなことになる前に、カカオ農家が誇りとプライドを持って働けるよう、生産者と消費者のありがとうの関係がしっかり築けるといいなと思います。

私もチョコ好きとして、消費者として、"選ぶ"という第一歩から。
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