とりん

ロンドンゾンビ紀行のとりんのネタバレレビュー・内容・結末

ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2024年8本目

育ての親である祖父が入居している老人ホームが不況のため閉鎖することになってしまい、それを阻止するお金を用意するために銀行強盗で大金を手に入れようとした兄弟、そんな中街ではゾンビの感染が蔓延するお話。
ゾンビ映画のストーリーとしてはそんな捻りないかなと言ったところ。
脇役とかは死んでいってしまうけれど、かなり平和的で裏切りとかも特にない。誰が生き残るかも含めご都合主義な展開で、ストーリーはそんなだけど、気軽に楽しめる作品。
逆にゾンビ映画ならこの辺りが死ぬのではとか思ったりするところはことごとく外れ、メインの良い人たちはみんな仲良く生き残りましたというのは逆に新しいかもしれない。
それにこれまでいろんな場所を舞台としてきたゾンビ映画があるけれど、おじいちゃんおばあちゃんが活躍する作品はそうないのでは。
ちなみに本作は「ショーン・オブ・ザ・デッド」に触発されてオマージュを捧げた作品らしいけど、どのあたりかな。むしろ王道ゾンビ映画をしっかりと踏んで、なおかつハッピーにしましたって感じがする。
銀行強盗はしちゃったけど、それも大切なおじいちゃんのため、良い兄弟+従姉妹の優しさも垣間見えたり、兄ばっかに押し付け頼りなさすぎる弟が後半や終盤に勇気を持った行動を起こしたりするのも定番だけど良い。
とりん

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