映像の面白さに飽きることがないです。
出動した飛行機と上空からの大パノラマ、
コクピット内計器類のこだわり、
首脳会議の大円卓の無駄な壮大さなどなど。
内容は、アメリカがソ連向けの核爆弾攻撃を誤って発動してしまい、
アメリカ首脳部が大円卓会議を開いて、てんわやんわするというもので、
大統領は、ソ連の首脳にホットラインで事態を伝え相談するも・・・
というようなシンプルな筋書きです。
役者達の演技が、必要以上にパニックに陥ってなくて、
熱演なのだけれど、どこか事の重大さが実感できてないような感じがいいです。
一言で言えばシニカルなブラックコメディとなるのですが、
現実もこんなものかもと思えてしまうところに怖さがあります。
終盤では、初代ガンダムのカイ・シデンのお気に入りで、
幼い弟妹持ちの女スパイことミハルを思い出しました。
案外ありがちな事故なのかも知れません。