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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのcamusonのレビュー・感想・評価

4.7
映像の面白さに飽きることがないです。
出動した飛行機と上空からの大パノラマ、
コクピット内計器類のこだわり、
首脳会議の大円卓の無駄な壮大さなどなど。

内容は、アメリカがソ連向けの核爆弾攻撃を誤って発動してしまい、
アメリカ首脳部が大円卓会議を開いて、てんわやんわするというもので、
大統領は、ソ連の首脳にホットラインで事態を伝え相談するも・・・
というようなシンプルな筋書きです。

役者達の演技が、必要以上にパニックに陥ってなくて、
熱演なのだけれど、どこか事の重大さが実感できてないような感じがいいです。
一言で言えばシニカルなブラックコメディとなるのですが、
現実もこんなものかもと思えてしまうところに怖さがあります。

終盤では、初代ガンダムのカイ・シデンのお気に入りで、
幼い弟妹持ちの女スパイことミハルを思い出しました。
案外ありがちな事故なのかも知れません。
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