えんふゅー

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったかのえんふゅーのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キューブリックが監督した最後の白黒作品

当時ソ連の核攻撃や侵略にヒステリー状態の米国内では赤狩りが行われ、映画界でも気に入らない人間を共産党員だと告発する動きなどもあった

キューバ危機によって極限状態に達した冷戦の情勢を背景に、偶発的に核戦争が勃発し、人類滅亡に至るさまを描くブラックコメディ

「この映画に描かれているような事故は絶対に起こりえないと合衆国空軍は保証する」といった皮肉の解説で映画は始まる

=====sub====
緊急動員だ。演習ではない。本物の戦争だ。プランRだ。

だが現代の戦争は政治屋の決めることではない
奴らにはその時間も素養もないのだ
戦略を練る頭脳さえない

悩む必要はありません、コンピューターで簡単にはじき出せます。

=====感想=====

始まってしまったら止まることはできない
ストレンジラブ博士は常に不敵な笑みを浮かべている
地球滅亡の中スパイ活動を続行するソ連大使が楽観視の皮肉
えんふゅー

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