ディジリドゥというちょっと変わった楽器を使ったGOMAというミュージシャンのドキュメンタリー。
交通事故で記憶力が衰退してしまいその苦悩を描き、生きる力や家族愛を音楽に込めた力強い映画。
内容的に暗い映画だと思ってたんだけど非常にドラッギーでアシッドな音楽なので驚いた。
スタジオライブをメインに過去の映像に合わせて自身の日記と妻の日記が流れていく。闘病生活はもちろんどうしようもない絶望感なんだけどその音楽は非常にエネルギッシュなんだよね。
それは彼が常に瞬間、刹那を真摯に生きている証拠でもある。
生きていく上での記憶ってなんだろうと考えさせられる。
GOMA氏だけでなくパーカッションのメンバーも素晴らしい。ドラムは大好きな椎野恭一だったので個人的にそれだけで大満足。