さよならドビュッシーのオーウェンのレビュー・感想・評価

原作がミステリーであったので、敢えて読まずに映画を鑑賞。
やはり文字と映像では如実にその違いが出ると認識した。

ある程度のミステリーを見ていたらすぐにオチは分かるし、そこかしこにヒントは散りばめている。
でもそれ以上に押し出しているのは少女の成長という過程。

だからこそ橋本愛がキャスティングされている。
無機質な透明感が役柄にフィットしており、演奏姿も凛としている。

もう少しうまく演出していればミステリーとしても格調高くなっただけに、惜しい一作。