リーアム兄さん

ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシーのリーアム兄さんのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

【好きなセリフ】
ベン「まるで探偵だ。」

妻と離婚をしたベン(アーロン・エッカート)はベルギーのアントワープにあるハルゲート・グループの子会社である警備設備会社で働いている。ベンは自分の娘であるエイミー(リアナ・リベラト)もベルギーに呼び、父娘2人で慣れない外国生活を始める。ベンはある時仕事中にハルゲートが特許申請をしていない謎の金庫を発見し、上司に報告するが、このことが巨大組織の陰謀に繋がることになる。翌日ベンが会社に行くとオフィスには何もなくなっており、同僚たちがみな殺されてしまっている。ベンはエイミーと共に真相を突き止めていく。

アーロン・エッカートが元CIAエージェントを演じ、娘とともに組織の陰謀に立ち向かっていくという「96時間」のようなストーリー。
リーアム・ニースンと同様スーツが似合う強いお父さんをアーロン・エッカートは完璧に演じているが、ストーリーがもったいない…
同僚たちが殺されているところまでは真相に近づいているような演出でハラハラするが、そこから先が物足りない。

この作品は敵役にオルガ・キュリレンコを抜擢するという意外な人選で、珍しいオルガの一面を見ることができるのに、アーロンとオルガの間に中途半端に恋愛感情を描いてしまっているため、この微妙な感情の演出がストーリーの展開を少しわかりづらくしてしまっている感じがする。

とはいえ、オルガ・キュリレンコが美しい。スーツ姿にストレートのヘアスタイルが抜群に合う。でも個人的にはスカートではなくパンツスタイルだったらもっとよかったかな笑