★5.0 +アルファ
愛の激重さを思い知る、危うさ満載な仄暗い映画。監督の変態的なまでの映像センスと癖も満載。
90年代の岩井俊二監督作。そしてそれに限らず、日本アニメ・映画とか香港映画とかってマジで尖りまくり。
時代がそうさせたってやつなのか。当時を生きた訳でも、細かく知ってる訳でも無いけど、今にも別の時代にも無い何か特別な雰囲気がバチバチ漂ってる気がする。触れたら怪我しそうな感じ。
今作もそんな雰囲気濃度マックスの衝撃映画。
「王様のレストラン」のイメージしかなかった、透きとおった可愛らしさ炸裂な山口智子さんも、、超衝撃的 笑笑
なんか性癖刺さりまくって大変でした笑
岩井俊二監督作の女性って大体いつも、刺さりまくりなんよな。尖ってるほうの女性像が。近づきがたいのに近づいてみたくなるような。
岩井俊二監督の映画って、いつもピュアな存在が軸に成り立ってるんだけど、今回は特にそれが太い芯になってた。
愛というシンプルでピュアなものが 力強くキツく人を縛り付ける。
怖くもあるし、切なくもあれば、美しい。ただ、その美しさは虚しければただ悲しい。
最後のカットが今まで観た中でも最高なくらい象徴的で何気に大感動した。
あ、後 最近気づいたこと。手持ち撮影は正義ですね！笑
