このレビューはネタバレを含みます
" 愛の病気 " を患ったもえみと、ゆきおのお話。
40分ちょっとのショートフィルム。
メンヘラと言えばそうだし、性癖と言えばそれもそうだし。でもわたしはとても好きだった。
芸術に溢れているアトリエはどこか殺風景、恋人は仕事に追われ、一緒にいるのになんとなくひとりぼっちのもえみ。そんな彼女は、鳥籠に入れられた不自由な鳥みたいだった。
「ふたりの愛を縛ったの」、そんなもえみの言葉が重くて怖くて、ものすごくグロテスクだった。最初から最後まで言葉にするのは難しい、感じるな感じろという作品です。
岩井俊二作品は初めてだけど、こういう映像にめっぽう弱いです。どこかで聞いた名前だと思ったら、sumikaのソーダでした。
キスがエロいです。