東ベルリンから来た女に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 6ページ目

「東ベルリンから来た女」に投稿された感想・評価

カツマ

カツマの感想・評価

4.0

運命は車輪のように回りゆく。それは強風に煽られカラカラと音を立てては、カチカチと右に左にメトロノームの振り子のごとく揺れ動く。彼女は境界線の上に立ち、移ろいゆく愛の所在は掴めないまま。射抜くような瞳…

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Yukiko

Yukikoの感想・評価

3.9

2019年3月22日
『東ベルリンから来た女』 2012年ドイツ制作
監督、クリスティアン・ペッツォルト。

1980年、夏。
ベルリンの壁崩壊の9年前。
東ベルリンの病院から左遷されて、東ドイツ…

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目力の強い主人公。バルバラのクールさが田舎町の風景に美しく映る… 美しい横顔が画面に惹きつける。ジャケットとタイトルで観てしまう映画だが、ただ彼女に魅入ってしまった。同僚の彼の優しさも、なんとも言え…

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mtmt

mtmtの感想・評価

3.5

クリスティアン・ペッツォルト監督作品初鑑賞。舞台は80年代初頭の社会主義体制下東ドイツ。シュタージの目を盗んで国外脱出を図る東ベルリンから地方に左遷された女性医師が主人公。サスペンスではあるが当時の…

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mary

maryの感想・評価

3.7
医師としての使命と、女性の幸せのどちらを選ぶか。最後は使命を選んだバーバラの強さが素敵、亡命を諦めていない終わり方も良いです。
BGMも無く静かに淡々と進む映画‥その分、言葉、表情がストレートに入って来た。主人公の表情の変化‥途中からの優しさを含んだ微笑みが良かった。
淡々としているけれど、喜怒哀楽が表情や仕草に色濃く表現されていて素敵だった。

多分バルバラは、心を許しても、西には渡るつもりでいるだろうな。
紫

紫の感想・評価

3.1
色々と衝撃的なことは発生しているのに、淡々と物語が進む。でもその丁寧に積み重なったものが、静かだがなんとも言えない味わいを醸し出していると思う。大人が丁寧に観る作品だと感じた。
70点
575

淡々と進んでいく感じ。最後が印象的だった。
東ドイツの不自由さと理不尽さ、バルバラの医師としての仕事の仕方、恋人との逢瀬、東ドイツの素朴に美しい景色、バルバラの冷たい表情。全てがバランスよくラストの表情も好きでした。

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