はちべー

東ベルリンから来た女のはちべーのレビュー・感想・評価

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)
3.4
ベルリンの壁崩壊まで、あと9年の1980年のお話。
あれほどの秘密警察の監視が、当時の東ドイツに実在していたのですね。
近隣住民の誰もが密告者になりうるという恐ろしい時代だったと知り、猜疑心の塊にならざるを得なかった彼女の孤独がヒリヒリと伝わってきました。

作品を観ていくうちに、ほとんどの人が
彼女の決断に気付くのではないでしょうか。
私も予想通りの結末で、彼女は自分の誇りを守ったのだ
と思いました。
心地良い余韻が残る作品です。
2014/8/13
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