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東ベルリンから来た女のkinakoのレビュー・感想・評価

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)
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西側への移住の申請を拒否され、監視される事になり、田舎町に飛ばされた女医バルバラが患者と自由の間で揺れ動く様を描いた映画。監視や密告が当たり前の社会の恐怖や人間としての使命を描き、恋人の待つ西側に自分ではなく、患者を送り出したシーンにバルバラの高潔さを見た。バルバラと上司であるアンドレの距離が縮まったいく様子も肝。説明不足で何故そうなったのか解らないシーンがあるのが残念。
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