ここにーる

東ベルリンから来た女のここにーるのレビュー・感想・評価

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)
3.5
東ベルリンから地方へ左遷されて来た女医が“壁”の向こうの西ドイツへ脱出を謀る話。恋人は既に脱出に成功して彼女との新生活を待ちわびている。でも祖国東ドイツには彼女の後ろ髪を引く患者や医師の存在が…。東ドイツ人が皆、西ドイツ人になりたかったわけじゃないっていうのが新たな発見。ベルリンの壁が取り除かれて30数年も経つけど未だに東西格差が著しかったりするし難しい問題だ。どんな酷い国に生まれたとしても自分のそこでの役割や使命が在って、それに想い人を遺してはおいそれと脱出とはいかんのだろう。最終的にはこれ、ラブ・ストーリー。