もう、本当に好きだ!!
私は映画の良し悪しとか、良く分からないし、素晴らしい作品だとかどうとかよりも
"自分が好きな映画"かどうかで判断しています☆
この映画大好きよー!!☆
まだ若干ハタチの青年がエロ本見ながらマスターベーションするシーンからイキナリ始まるこの映画。
机には容器が…。
そこからのオープニングが凄く好み♪
フレンチポップが流れる中、パウチしてあるテープが貼られて、役者名、スタッフ、監督名が出て来るところ。
オシャレな雑貨たち。
もう、オープニング観ただけで、
「あ、私、この映画のこときっと好きだ!」
って予感しちゃたもん。
だいたい、
"そんなこと有り得なーい!"
な話なのですけれどもね…
そこは、まあ、目をつぶりましょう♪(笑)
冷静に考えたら怖いし…笑(^_^;)。
父親の精肉店を男三人兄弟で継いで働いているダヴィッド。
末っ子。
結構、いい加減な性格なんだけれども、憎めないんだなーぁ。
私は少し?サッカーが好きなのでサッカーが出て来たのも嬉しかったなー☆
ちょっとダヴィッドの今現在抱えている8万ドルの借金の原因が分からなかったのですが…
借金抱えているのに
とある夜にカノジョ(警察官)に妊娠を告げられ
え?!ってなり、
親友に相談して家に帰ったら、知らない男(弁護士)が家に居て、
ハタチの時から2年間、精子バンクに精子を売り、そのダヴィッドの精子から530人の子供が生まれ、
「そのうちの142人が"生物学的"の父親を知る権利を裁判所に訴えた。」
と告げられ、ポカーン…となるダヴィッド。
ハタチの精子の繁殖率ハンパなーい!!
訴えを起こしたダヴィッドの子供たち(と言っても20歳〜22歳ぐらい)一人一人のリストが書いてある紙を部屋の壁に裏返しに貼って、ランダムに紙を表側にめくり、"生物学的の子供"に"さり気なく"近づいてゆくダヴィッド。
そのさり気なさがまた良いのですよ(T_T)。
訴えを起こした子供たちも結構、個性的な人もいたり、キャラが愛おしくて
でも、みんながみんな幸せに暮らしているとも限らず…。
ちょっと泣けちゃうエピソードも出て来ます。
何故、ダヴィッドが精子バンクに自分の精子をせっせと売って2万ドルものお金を稼いだのか、後であきらかになるんですが…
その理由もちょっと泣けちゃうの(T_T)。
でも、ダヴィッドはおバカで、ハタチのダヴィッドはもっとおバカさんだったと思うから、この方法しか思いつかなかったんだろうな…。
パパの話…
パパが話した祖父の話も泣けちゃう(T_T)。
こんな素敵なパパに借金の迷惑掛けちゃダメだよー。
ゲラゲラ笑えるシーンがたくさんあって、でもシンミリしちゃったり…。
家族って?
親って?
子供って?
きょうだいって?
生まれて来た赤ちゃんの生命に感動して
色んなことを考えさせられる映画でした。
だらしないダヴィッドの部屋が乱雑に物が置いてあるのだけれど、その小物たちもいちいちオシャレ。
ヤカンもオシャレ。無造作に置かれているシリアルの箱もオシャレ☆
そんなところも好きでした。
ストリートミュージシャンをやっているダヴィッドの子供の一人がギターを弾きながら曲を歌う…そこからのラストに持ってゆく感じ。
エンドクレジットが終わるまで私は画面を見つめていました。
この映画、前々から知っていたのに、何故に観て来なかったのだろうなーぁ(T_T)。
でも、観れて良かったなー。
原題は
「スターバック」
ダヴィッドの精子提供の時の名前。
以下余談
ダヴィッドの親友で弁護士のアボカットがとても良いキャラをしてて
これ、アメリカでリメイクするなら、絶対に彼の役はジョナヒルだな☆
でダヴィッドの役はセスローゲンかなー。
って思っていたらーばー!!
ヴィンスボーンの
「人生、サイコー」
がこの映画のリメイクでしたね(^_^;)。
もう作られていたという…。
でも、こっちも観てみたいな…。
あと、カノジョが妊娠したから結婚して!ってならないところがお国柄かなー。
主演のダヴィッドを演じたパトリックユアール、お初の俳優さんかと思いきや、
ドランの「Mommy/マミー」に出てた?
えー?!覚えて無いなー(^_^;)。
とても、長くなりましたが、ここまで読んでくれて、ありがとうございますm(_ _)m