すとんこ

同じ星の下、それぞれの夜のすとんこのレビュー・感想・評価

同じ星の下、それぞれの夜(2012年製作の映画)
4.0
東南アジアの3箇所を舞台とした三編のオムニバスドラマ。
ヤマ場は無いが、それぞれに″ちょっとイイ話″な感じです☆

第1話「チェンライの娘」
二人のタイ人娼婦が、バンコクでダラダラと遊んでいる売れない中年俳優の男を騙して、実家のあるチェンライに連れていくって話☆
沖縄出身のこの男、生来の″のんびり″体質のため、ナニが起こっても「ナンクルナイサァ」精神で乗り越えてしまう。
真面目にあくせく働いているこちらがアホくさくなるようで、かつこの男の行く末を案じて心配になる、でもなんか憎めない感じ☆

第2話「ニュースラウンジ25時」
深夜ニュースのメインキャスター(男・ムーディー勝山!)と海外派遣レポーター(女)のカップルの、別れるだ別れないだのどーでもいー話☆
でも見ているうちに、少しだけムーディーを応援したくなる気持ちになってきます。
も少し話聴いてやれよ、女!でも、タンクトップ姿は悪くなかったぞ!
意外とムーディー、お笑いより芝居の方がイケるんじゃないかと思える一本(* ̄ー ̄)☆

第3話「FUN FAIR」
旦那とケンカして指輪を外して仕事に行ってしまったお母さん。
「このままじゃ、パパママどこかに行っちゃう!」って不安になった娘(Y.O.J.O.幼女!)がお供のヤギ・ヤンヤンを連れて、指輪を届ける旅に出るって、″アジア版「ロード・オブ・ザ・リング」″な話☆(こちらは指輪を捨てませんよ!!ご安心下さい)
旅の仲間に″日本人サラリーマン″と″タイ人人力車男″を加え、ママンの職場″「FUN FAIR」″へ向かいます(タイのお祭りなんでしょうか?)。
とにかくこの幼女とヤギのヤンヤンが無条件にカワイイ!!
交通量の多い道路でハッとなり、ヤギ料理屋の前でハッとなり、二人(?)の旅の行く手を阻んできます。
子育て経験のある方ない方、ペットを飼ったことのある方ない方、それぞれの心に何らかの思いを抱かせてくれます♪
(両方″ある″方はなおさら!)

全編を通して、タイトルの通り、同じ日の夜に起こる3つのエピソード。
やんわり優しい気持ちにさせる、わたくし的に拾い物な一本(* ̄ー ̄)☆
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